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奈良県にある廃校を活かした複合施設
「KITO forestmarket shimoichi」は地域活性を目指す

ファッション関連のアパレルと雑貨の企画製造小売を手がける企業グループ「株式会社パルグループホールディングス」が、2024年7月5日(金)、創業者である井上英隆氏の故郷である奈良県吉野郡下市町に、複合型商業施設「KITO(キト) forestmarket shimoichi」を開業しました。

株式会社パルグループホールディングスは、CIAOPANIC TYPY、3COINS、russet、Kastane、mystic、Chico、Discoat、GALLARDAGALANTEなど50以上のブランドを展開する株式会社パルをはじめ、株式会社ナイスクラップ、株式会社マグスタイルなどを手がける企業グループ。複合型商業施設「KITO forestmarket shimoichi」は、2023年3月に小学校としての役割を終えた下市南小学校の利活用で生まれた複合型商業施設。小学校の面影を残しつつ、吉野杉と吉野ヒノキを贅沢に使用した、木の香りがひろがる贅沢な空間にリノベーションした館内が特徴的です。

KITOの館内のエントランス
KITOの館内のエントランス

館内にあるレストラン「WOOD FIRE DINING」では、奈良県産の食材を贅沢に使用し、薪火の窯で焼き上げるピザを中心としたカジュアルな食事を提供。店内のテーブルや椅子、料理を提供するお皿にも吉野杉を使用しています。

薪火窯。椅子やテーブルも吉野杉を使用
ピザを中心としたカジュアルなメニュー
奈良県産野菜のビタ―グリーン
さかもと養鶏の濃厚卵のビスマルク
下市町産/季節のフルーツとブッラータと生ハム
下市町産/フルーツとハーブのガーデナーズサラダ
シーズンメニューのキウイソースのかき氷。下市町の特産品の三宝に載せて提供

マルシェには下市町をはじめ、吉野エリアや奥大和地域で作られた、農作物や加工品が多く並びます。また月替わりで生産者の方をピックアップする、黒板を活用したMAPも設置されています。

生産者を繋ぐMAPも設置

テイクアウトが可能な「KITO STAND」では、下市近郊の副原料を使用したジェラートと、奈良のスペシャリティー珈琲店<ROKUMEI COFFEE>が手掛けるキトのオリジナルブレンドやカフェラテが楽しめます。

KITO STAND

体育館を活用した「WOOD PARK」では割りばしの端材を使用した迷路や、登れる本棚をはじめ木に触れて楽しむスペースがあります(写真は設営途中。寄贈いただいた本がジャンルレスで並んでいます)。

開業前の2024年5月5日のこどもの日には、アーティストを招き、体育館の前面にこの小学校に通っていた子供を中心に、小学生とアートペイントが施されました。

ウッドパークの設置途中

秋野川に面したテラス席では、クラフトビールやジェラートなども飲んだり食べたりでき、犬を連れた方も楽しむことができます。

KITOオリジナルクラフトビール

さらに、2Fは地域の文化を発信する場として、近郊の作家さんやアーティストの展示販売をはじめ、体験イベントも企画中とのことです。

公式サイト:https://kito-shimoichi.jp/