1926年創業の甘納豆専門店・有限会社斗六屋が、2022年10月に立ち上げた種菓子ブランド「SHUKA」から、”種”の個性を移したシロップ「SHUKA syrup(シュカシロップ)」を2024年8月17日(土)に発売しました。現在、店頭・オンラインショップで販売しています。
甘納豆づくりで用いられる古来の食品保存技術”砂糖漬け”の製造工程でできる、従来は廃棄されることが多かったシロップ。SHUKAでは、従来の豆類だけでなくナッツ類を新たに取り入れ、漬け込む種の種類によって合わせる砂糖の種類をセレクトしています。従来の甘納豆のものとは異なる、種の個性を愉しめるサステテブルなシロップといいます。
商品特徴
1、”種”の個性を移したサステテナブルシロップ
SHUKAでは、古来の食品保存技術”砂糖漬け”を継承し、種と糖だけで作るシンプルな種菓子を創作しています。この製造過程において生じるシロップは、素材を3日ほど漬け込むことにより、それぞれの”種”のエキスが滲み出たオリジナルシロップとなります。
2、”種”に合わせて砂糖の種類をセレクト
SHUKAでは「自然の恵みに手を添える」という哲学のもと、種の個性を第一に、それに合う砂糖を職人がセレクト。例えば、色の淡い斗六豆やピスタチオには、その風味が素直に出るように国産の甜菜から作られた白砂糖を、反対に、しっかりと風味をもつカカオには、ココナッツシュガー(ココナッツの花の蜜)でカカオ本来のフルーティーさを活かしています。
3、選べる”種”の個性で、多様な愉しみ方を提案
6種多様な種のシロップは、それぞれに異なる愉しみ方があります。種と糖のみで作られたシンプルでありながらも、しっかりとその種の個性を味わえるシロップです。
商品ラインナップ
種の個性を大切に、原材料は全て種と糖のみとシンプルに仕上げられています。
1. 斗六豆(とうろくまめ)
斗六豆と呼ばれる北海道産白花豆の風味を感じる上品で優しい和のシロップ。
原材料:砂糖(てん菜〈北海道産〉)、白花豆(北海道産)
価格:1500円(税込)
2. 瑞穂大納言小豆
京丹波町旧瑞穂地区でのみ栽培される在来小豆”瑞穂大納言”に原料糖を合わせた王道の和シロップ。
原材料:原料糖(サトウキビ〈種子島産〉)、瑞穂大納言小豆(京都府産)
価格:1500円(税込)
3. 丹波黒豆
丹波名産の有機黒大豆のコクや旨みを移した、原料糖を用いた滋味深い和シロップ。
原材料:原料糖(サトウキビ〈種子島産〉)、有機丹波黒豆(兵庫県産)、(一部に大豆を含む)
価格:1700円(税込)
4. カシューナッツ
インドネシア産カシューナッツを原料糖と合わた、ほど良いナッティーな風味とコクを感じるシロップ。
原材料:原料糖(サトウキビ〈種子島産〉)、カシューナッツ(インドネシア産 )
価格:1700円(税込)
5. ピスタチオ
ナッツの女王とも言われるピスタチオ。特に色が鮮やかな若い”スーパーグリーン”と呼ばれるものだけを漬け込んだ、軽やかなシロップ。
原材料:砂糖(てん菜〈北海道産〉)、ピスタチオ(イラン産)
価格:1900円(税込)
6. カカオ
京都のクラフトチョコレート「Dari K」のインドネシア産カカオ豆を有機ココナッツシュガーに漬け込んだシロップ。何故かみたらしを連想させるカカオの発酵感と程よい酸味が特徴。
原材料:有機ココナッツシュガー(フィリピン製造)、カカオ豆(インドネシア産)
価格:1900円(税込)
本店オリジナルドリンク「ライスオレ」
本店では、本シロップを使用したオリジナルドリンク「ライスオレ」を提供しています。「100年先もつづく、農業を。」を掲げる京都のソーシャルベンチャー「坂ノ途中」のコーヒー部門「海ノ向こうコーヒー」に、イタリア産有機ライスミルクを合わせ、月替わりで提供しています。
その甘み付けには、「SHUKA syrup」6種類から好きなものをセレクトすることができます。瑞穂大納言小豆シロップなら和テイストのほっこりオレに、カカオシロップでアジアンテイストに仕上げるのもおすすめだそう。アレルゲンフリーで、誰でも一緒に愉しめるのもポイントです。
600円(税込)(選べるシロップ付き)
※イートインのみの提供。
また、京都のミックスジュース専門店「CORNER MIX(コーナーミックス)」や日本茶専門店「売茶中村(バイサナカムラ)」など、多数のパートナーとアップサイクルしています。
本商品に込めた想い
「SHUKA」では、甘納豆づくりで用いられる古来の食品保存技術”砂糖漬け”を継承しつつ、日本で親しまれてきた豆類だけでなく、国際的に愛されるカカオやピスタチオ等のナッツ類も採用し、甘納豆の誕生に込められた”遍く人々のための菓子”という理念を現代において再提案しています。
この砂糖漬けの製造過程で生じるシロップは、素材を3日ほど漬け込むことにより、それぞれの種のエキスが滲み出たオリジナルシロップとなります。従来の工程では廃棄されることもあったシロップを活用できないかと、2023年8月からは自社で”種”でつくる植物性ジェラート「SHUKA gelato」にアップサイクルするなどを続けたそうですが、このたび、さらなる活用方法を探るべく「SHUKA syrup」として販売するに至ったとのこと。本シロップを通して、アップサイクルに共に取り組んでいける、素敵なパートナーを募集しているそうです。
有限会社斗六屋(とうろくや):https://www.torokuya.shop/
SHUKA:https://shuka-kyoto.jp/