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持ち家があっても
家族で小松市へ移住した私たち。
充実の「小松ライフ」とは[PR]

石川県小松市。北陸新幹線の開通で注目を集めるこの街に移住してきた小林家を訪ねました。山梨県から移り住んだ小林里沙さん(36歳)は、夫と2人の子どもと共に、90年以上の歴史がある町家で新生活を始めています。そんな彼らの決断と、子育てに優しい街での日々。小松市で家族の絆を深め、未来を描く姿を追いかけます。

小林里沙さん(小松市社会福祉協議会)と、
夫の太一さん(小松市観光交流課)

持ち家のある山梨から小松市へ
──新たな人生の一歩

「山梨県の北杜市に持ち家があるのに、なぜ小松市への移住を決めたのか?」──そう尋ねると、小林里沙さん(36歳)は少し照れくさそうに微笑みました。「主人の仕事の環境が変わり、小松市に引っ越すことになったんです。最初は『1年ぐらいだったらいいかも?』といった温度感でしたが、実際に住んでみると、この街の魅力にすっかり惹かれてしまって」
4人家族の小林家が山梨から小松市に移り住んだのは去年の4月。夫の太一さんが先に小松市で仕事を始め、その後、里沙さんと2人の子どもたちが合流しました。「最初は不安もありました。山梨の家のローンもありますし、子どもたちの環境が変わることも心配で……」
でも、小松市に来てみて、その心配が杞憂だったことがわかったという里沙さん。
「夫の仕事関係の方々もみんないい方ばかりで。恵まれた人間関係で夫が楽しそうに生き生き働いているのを見て、私もうれしく思いました」
いっぽう、暮らす街としてはどういった第一印象があったのでしょうか。里沙さんは「どこへ行くにも便利。コンパクトで暮らしやすい」と絶賛します。「山梨は自然が豊かでしたが、車がないと生活できませんでした。小松市は街がコンパクトにまとまっていて、移動が苦になりません。空港と鉄道の両方のアクセスもいい。海や山もあるし、子どもの遊び場も多く、教育環境も充実しているのがうれしいですね」
とはいえ、持ち家のローンを抱えながらの移住は、人生において大きな決断だったでしょう。「山梨の家は今も大切にしています。でも、小松市で見つけた新しい暮らしは、私たち家族にとってかけがえのない時間になりつつあります」と里沙さんは語ります。
「なにより子どもたちの表情が明るくなりました。友達もすぐにできて、毎日楽しそうに過ごしています」と語る里沙さんの笑顔に、小松市での生活の充実ぶりが表れています。

小松なら安心、
子育てしながらの移住
子育て支援の充実と教育環境

緑や歴史ある町並みと最新の子育て支援制度が共存し、子どもたちに豊かな教育環境をもたらしている小松市。子育て支援の充実ぶりは、小林家にとって大きな魅力でした。
「医療費が無料なのは本当に助かります。予防接種も手厚くサポートしてくれるので、安心して子育てができます」
小松市が運営する子ども向け施設の充実度にも驚いたという里沙さん。その代表格が小松駅からすぐの好立地、「カブッキーランド」でした。
年間パスポートがあって、子どもが2,400円、保護者が1,600円で1年間通い放題というコスパのよさ。全国展開しているボーネルンドがプロデュースする室内遊び場やABCCookingStudioがプロデュースするクッキングスタジオもあって、天候に関係なく質の高い体験ができます。
「幼稚園帰りによく立ち寄っていましたね。周りも私のような県外からきたママが多くて、シャイな私にとってはほどよい距離感が心地よかったです」
子どもたちが自分の興味を見つけ、それを伸ばしていける環境も、里沙さんの心をつかんでいます。特に伝統文化の無料教室が充実しており、子どもたちが日本の文化に触れる機会が豊富にあります。
「お茶や生け花、日本舞踊など、幼少期から日本の伝統文化に触れられる環境があるのは素晴らしいですね。他にも、図書館での読書推進活動や、様々な文化活動の機会があるのは本当にありがたいです」
贅沢なものがスタンダードにあるのが小松市の強みでもあります。
「市内には、茶道の大家である千宗室(せんそうしつ)が寄贈した『仙叟屋敷ならびに玄庵』という特別な茶室があって、市民が使えるんです。こんな贅沢な環境が日常にあるなんて、本当に驚きました」と、里沙さんは目を輝かせます。

幼稚園のお迎えのあとには、緑豊かな公園で遊ぶことも
子どもたちが時間を忘れて遊ぶ、小松駅前の「カブッキーランド」

街全体が、
我が家を受け入れてくれた!
「私は、その日から小松人」

地域の行事やお祭りへの参加も、小松市に溶け込むきっかけに。
「お祭りの準備から参加させてもらって、地域の方々と一緒に汗を流しました。子どもたちも地域の子どもたちと仲良くなれて、すぐに馴染めましたね」
「曳山子供歌舞伎」は特に印象的だったそうです。「260年以上の歴史がある行事で、子どもたちが主役となって歌舞伎を演じるんです。ふだんはあどけない近所の子どもたちが大勢の観客の前で堂々と演技する姿に感動しました。地域全体で子どもを包み育てる意識を強く感じましたね」と興奮気味に話す里沙さん。
小松駅から徒歩5分の場所にある「こまつ曳山交流館みよっさ」では、曳山の実物が展示されているほか、子どもたちの艶姿や雄姿も動画で見られます。小松市の文化的な取り組みは、子どもたちの心を豊かに育むだけでなく、地域の安全性にも寄与しているように感じました。
小林家が住む90年以上の歴史がある町家も、地域との繋がりを深める役割を果たしています。
「古い家屋ならではの特徴もあり、子どもたちにとっては日本の伝統的な暮らしを体験できる貴重な機会になっています。近所の方々も『この家の歴史を大切にしてくれてありがとう』と言ってくださって、私たちも小松市の一員として認めてもらえた気がしました」
里沙さんは、小松市での生活を通じて、自身も変化を感じているそうです。「以前は人見知りで、地域の活動にはあまり参加しないようなタイプでした。でも小松市に来てからは、積極的に地域の活動に参加するようになりました。プラス思考になったし、家族と楽しく暮らしているとうじうじ悩むスキもないくらい(笑)。『私は、その日から小松人です!』って胸を張って言えるようになりました」

「こまつ曳山交流館みよっさ」では、実際の曳山を見学できる
小松駅前のシンボル的存在、コマツ製作所の重機は迫力満点

※画像左 「こまつ曳山交流館みよっさ」では、実際の曳山を見学できる
※画像右 小松駅前のシンボル的存在、コマツ製作所の重機は迫力満点

家族みんなが笑顔になれる
小林家が選ぶ、
小松市子育てスポット、ベスト3

小松市に移住して1年半。子どもたちの成長を見守りながら、家族で過ごす週末が何よりの楽しみという小林さん。そんな彼らが「これがあるから小松市に来てよかった」と語るのが、地域の子ども向け施設の充実ぶりです。ここに紹介するのは、小林家のお気に入り子育てスポット「カブッキーランド」「小松運動公園ちびっこ広場」「ぶ~んぶんワールド」の3つ。どの施設も、それぞれに違った魅力を持ちながら、親子で楽しめる場所ばかりです。そこで遊ぶ子どもたちの夢中になって楽しむ姿に出会いました。小林さんも親子で楽しむ時間を通じて、家族の絆も深まり、小松での暮らしがさらに充実したものになっているようです。「施設が清潔で安全なだけじゃなく、子どもたちが遊びながら学べる仕組みがいいですね」と小林さんご夫婦も太鼓判。それぞれのスポットがどんな魅力を持ち、小林家がどのように活用しているのかをご紹介します。

日が暮れるまでぴょんぴょん!
「小松運動公園ちびっこ広場」

市民の憩いの場として愛されている「小松運動公園」の中にある「ちびっこ広場」は、子どもたちが自然と触れ合いながら体を動かせる大型遊び場。特に、子どもたちが大好きな「ふわふわドーム」は、柔らかいクッション素材でできた大きなドーム型の遊具で跳ねたり転がったりして遊ぶことができます。雲の上で遊んでいるような感覚になるのか、子どもたちはエネルギーを発散しながらぴょんぴょんと飛んでいました。小林さんの5歳の息子さんと7歳の娘さんも、このふわふわドームに夢中。公園では同級生と偶然会えることも多く、2人とも元気に日が暮れるまで遊んでいたそうです。このほかにも冒険心をくすぐる迷路のような遊具やロープクライミング、小さな滑り台やジャングルジムなども。年齢別ゾーン分けがされていて、小さい子どもも安心して遊べます。家族みんながピクニック気分になれる、という声も多いそう。

所在地: 石川県小松市末広町72番地
駐車場:広々とした無料駐車場を完備
開放時間:終日(ふわふわドームは8:00~17:00)
       (季節や天候により一部エリア閉鎖の場合あり)
利用料金 : 無料(小松運動公園内一部施設は有料)

雨の日でも安心!親子で過ごす
充実の
室内遊び場
「カブッキーランド」

小松駅前の複合施設「こまつアズスクエア」内にあるこのスポット。小松市のイメージキャラクター「カブッキー」(像)が入口で迎えてくれます。小林家も子供たちのリクエストで年間パスポートを購入し利用しているそう。注目したいのは、北陸3県初のボーネルンド監修の遊具が充実していること。木の温もりを活かした安全設計の遊具と、子どもたちの創造力を刺激する工夫が至る所に見られます。さらに親子で参加できる「クッキングスタジオ」での料理体験も「単なる遊び場を超えて、ものを作る楽しさや、食育の場としてもありがたい」と小林さん。「野菜嫌いな子どもも、ここで作ったカレーはモリモリ食べた」という声もあるそうです。また、24か月児までのエリアを設けて安全性を確保しながら、知育玩具や運動系の遊具をバランス良く配置しているので、年齢差のあるきょうだいがそれぞれの遊具で楽しめるのも嬉しいポイント。

所在地: 石川県小松市土居原町10-10 こまつアズスクエア1階
営業時間: 10:00~17:00/定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
利用料金: 90分で市内在住者は子どもと大人1名で500円、
     市外在住者は700円。
     年間パスポートもあり、子ども1名と大人1名で4,000円

空の世界へようこそ!
飛行機好きには夢の場所
「ぶ~んぶんワールド」

小松空港のすぐ近くに位置する「石川県立航空プラザ」内の屋内型遊具施設。飛行機をモチーフにした遊具や展示、航空機に興味を持つ子どもたちにとって夢のような場所です。国内最大級の飛行機型大型遊具「飛ぶぅ~ん」は圧巻のサイズで子どもたちが中に入って駆け回れるほど。また、ユニークな雲形クッション遊具「はねるぅ~ん」など、子どもたちが楽しめる遊具が揃っています。フライトシミュレータ―や飛行機の歴史を学べる展示コーナーは、親子で学びと遊びを両立できるのも大きな魅力。「飛行機型の遊具が大迫力で、子どもたちが大興奮していました。無料でこれだけ楽しめるのは驚き。」と小林さん。シミュレータ―体験が親子でできるなど、大人もつい時間を忘れて夢中になってしまう施設です。

所在地: 石川県小松市安宅新町丙92(小松空港前)
営業時間: 9:00~17:00/定休日: 年中無休(年末年始のみ休館:12月29日~1月3日)
利用料金: 無料 ※シミュレータ―は有料(200円〜500円)

始まったばかりの小松暮らし!
ワクワクする未来を
家族と一緒につくっていく

夫の太一さんとも「子どもたちの将来を考えたら、やっぱり小松の教育環境が一番だよね」と、意見が合致しているそうです。その目に迷いや不安はありません。
小松市での生活に満足している里沙さんですが、将来についてはどのように考えているのでしょうか。
「できれば私も仕事をしながら、子どもたちには自分の好きなことを見つけて欲しいです。小松市には子どもたちが自立心を育める環境が整っているので、それを活かしていきたいですね」
働き方の多様性も、小松市の特徴の一つ。2021年の日経新聞で、小松市は。自治体別の「多様な働き方が可能な都市ランキング」で1位に選ばれました(※)。
※日本経済新聞社・東京大学調べ(人口10万人以上都市 287市区 2020年1月時点調査)
将来的には、小松市を拠点としながら、夫婦それぞれの出身地である山梨や鳥取とのつながりも大切にしていきたいと考えているそうです。
「小松市、山梨、鳥取のトライアングルで生活するような形になるかもしれません(笑)。それぞれの地域の良さを感じながら、子どもたちにも多様な経験をさせてあげたいです」
「小松市の伝統文化や自然、そして人々の温かさに触れながら、私たち家族なりの“小松ライフ”を作っていきたいですね」と語る里沙さん。まだ始まったばかりの小林家の新生活は、小松市という舞台でこれからも新しい物語を紡いでいくことでしょう。