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原宿ハラカド「HOW’z」で期間限定メニュー
本格焼酎、泡盛の「香り」に注目

2024年12月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
この「伝統的酒造り」には、日本酒や本格焼酎・泡盛といった日本の酒文化が含まれており、古来から受け継がれてきた高度な技術や、地域ごとの特性を生かした独自性が世界的に評価されることとなりました。これは、単に日本酒造りの技術を称賛するだけではなく、そこに込められた文化的価値、地域とのつながりまでもが世界に認められたことになります。

その中でも「本格焼酎」と「泡盛」は、日本特有の蒸留酒として知られ、その豊かな香りや個性的な味わいが、近年さらに注目を集めています。原材料や製造工程の違いから、麦・芋・米など多彩な風味が楽しめる本格焼酎、そして沖縄独自の文化を象徴する泡盛は、それぞれの地域に根ざし、代々受け継がれてきた製法を大切にしながらも、現代的な進化を遂げています。

これまで「和食に合うお酒」として親しまれてきた焼酎・泡盛ですが、近年ではその香りや味わいを活かしたカクテル、さらには洋風のペアリングフードとの相性の良さも注目されるようになりました。

また、フルーティーな香りを持つ新ジャンルの焼酎の登場や、ソーダ割り、クラフトコーラ割りといった初心者でも親しみやすい飲み方も増えています。こうした焼酎文化の進化は、伝統と革新が見事に調和した例と言えるでしょう。

このような焼酎・泡盛の新たな魅力をより多くの人々に伝えるため、東京原宿近くの商業施設「ハラカド」3階のカフェレストラン「HOW’z」で、2月4日までの2週間限定の特別メニューが提供されています。

▪️焼酎の「香り」に注目!世界で活躍するバーテンダー監修のメニュー

HOW’zは「CREATE by LOCAL」をテーマに、全国の素材を使った料理を楽しめるカフェレストラン。全国の生産者に会いに行き、厳選した食材や137年菓子屋として培ってきた職人の手わざが光るオリジナルのお土産菓子、クリエイターとコラボレーションした器やカトラリーなどのHOW’z限定グッズを取り扱っています。

今回提供されるメニューは、世界的に活躍するバーテンダー・宇塚健氏が監修し、焼酎と料理のペアリングを通じて、新しい楽しみ方を提案します。

今回注目されたのは「香り」。

本格焼酎・泡盛は、使用される原材料や製造方法による、豊かな香りが大きな特徴のひとつ。例えば、芋焼酎ではさつまいもの濃厚で甘い香り、麦焼酎ではナッツや麦の香ばしさ、泡盛では熟成による独特の芳香などが挙げられます。

こうした「香り」から着想を得て、焼酎とのペアリングイメージの少ない生ハムや、スモークサーモン、ローストビーフを使用。さらに、本格焼酎カクテルは、香りを引き出すお茶やフルーツを組合せ、味わいだけでなく、見た目にも新しく、華やかなドリンクに仕上げたそうです。

▪️オリジナル焼酎カクテル(2種)

・NADESHIKO:1600円(税込)

米焼酎「あさぎりの花」(熊本)を使用。

「あさぎりの花」にラズベリーを合わせたフローラルなカクテル。

カードでお酒を濾すミルクウォッシングによりクリアな味わいに仕上げます。香りのアクセントには静岡から連想したわさびを使用。

米焼酎「あさぎりの花」を使った、フローラルなカクテル「NADESHIKO」1600円(税込)

・SANGO:1600円(税込)

黒糖焼酎「珊瑚」(鹿児島)を使用。

「珊瑚」に静岡茉莉花茶をインフューズし(漬け込み)焼酎の香りを引き立たせました。

さらにオレンジとエルダーフラワーの香りを重ねリフレッシュできる1杯。

黒糖焼酎「珊瑚」(鹿児島)を使った、フレッシュなカクテル「SANGO」1600円(税込)

▪️ペアリングフード(3種)

春華堂の姉妹ブランド・五穀屋の「五穀せんべい 山むすび」をベースに作った3つのペアリングフード。パリパリのおせんべいと絶品のおかずの相性は抜群でお酒が進みます。

・生ハムチーズ×泡盛「八重泉」(沖縄):400円(税込)

イベリコ豚の生ハムにバジルでマリネしたトマトとルッコラのサラダを合わせ、フランス・リヨンの郷土料理・セルヴェル・ド・カニュをイメージした1皿です。

・サーモンポテサラ×麦焼酎「道中」(大分):400円(税込)

庫内温度42℃でじっくり冷燻製した静岡・富士山サーモンを使ったスモークサーモン。茹でたじゃがいもに、レモンの果汁と削った果皮をきかせたレモンポテトサラダです。

ローストビーフ×芋焼酎「明るい農村」(鹿児島):400円(税込)

和牛の内モモ肉を52℃で5時間、低温でしっとり焼き上げたローストビーフです。

自家製のフレッシュチーズとあわせていただきます。

▪️バーテンダー・宇塚健氏のコメント

“日本人バーテンダー”として、素材を活かすことを意識しました。今回の舞台である「HOW’z」が、CREATE by LOCALをテーマに、地域とのつながりを大切にしていることから、HOW’zと焼酎の新しい出会い、お茶や食の文化の融合から発想して、2種のカクテルを制作しています。

またこれまでの試作では、お酒の味わいを確かめることから行っていましたが、今回の新しい焼酎の楽しみ方である“香り”から素材をイメージし、考案したことによって、自分自身の新しい表現にもつながったと感じています。

<プロフィール>

宇塚 健 (うづか たけし)氏/Beverage Director

【受賞】「バカルディレガシーカクテルコンペティション」 ニューヨーク大会

【略歴】1978 年福岡県生まれ。 20 歳で上京し、都内各所にてバーテンダーとして修行を

積む。30 歳でニューヨークへ渡り、NOHO 「BOHEMIAN NY」 ヘッドバーテンダー、

EAST VILLAGE 「Angel’s Share」、LOWER EAST SIDE「EXPERIMENTAL COCKTAIL CLUB」 にて勤務。

現在は拠点を東京に戻し、メニュー開発、人材育成、ゲストバーテンダー、

バーテンダー・宇塚健氏

バーコンサルティングをメインに活動。

2月4日までの期間限定で提供される「HOW’z」の特別メニューは、ユネスコ無形文化遺産登録を祝うと同時に、焼酎・泡盛の新しい楽しみ方を提案する素晴らしい試みです。伝統と革新が融合したこの特別な体験を、ぜひハラカド「HOW’z」で味わってみてはいかがでしょうか。

 

▪️HOW’z(ハウズ)

所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前六丁目31-21 東急プラザ原宿 ハラカド3階

営業時間 :11:00~23:00 (Food Lo: 22:15/Drink Lo:22:30)

 Lunch 11:00-14:30 / Sweets 14:30-17:00

 Dinner 17:00-23:00

客席数 :約80席

定休日 :1月1日 他不定休

Instagram  :https://www.instagram.com/howz_harakado/