
花から酵母を採取した自社保有の花酵母を用い、お酒を贈る時のファーストチョイスをコンセプトとして花酵母カクテル「Enju」を販売しているIchido株式会社が、新商品の発売と旗艦蔵の新設を発表しました。
代表挨拶

「復興という答えのない問いに、我々は立ち向かう」
東日本大震災から14年が経ちました。
長かったような、あっという間のような感覚の中で、様々な気持ちが今も混ざりあっている現状です。
私は600年続く大桑原つつじ園(福島県須賀川市)に生まれました。そんな環境で育っていた時に起きた14年前の震災。それから数年の時を経た後、震災復興に向けて何ができるか考えた時に家業の数百年という花の知見で関われることがあるのではないか。とふと気づきました。花を用いて、地域や人を笑顔にさせることを使命と感じて富岡町に関わり始めた10代の最後。あれから5年ほどが経ちました。この数年でも古い建物は建て壊され、新たな建物が日々目まぐるしく景色が変わり続けています。もう私たちが見ていたあの景色は良い意味でも悪い意味でも変化しています。
インフラは整えられはじめ、普通に住むことに関しては申し分ないくらいの状態になった。しかし、震災前と比べて人は圧倒的に少ない。それが現実です。
そんな地域で私たちは花酵母を核としたお酒の会社を設立しました。やりたいこと。やらねばならないことがあるからこそこの地域を選んでいます。
それは、新たに町を創り出す(直す)こと。
地域の雇用・地域の自然景観・地域の文化・地域の価値創造。
全ての面を私たちIchido株式会社が担います。我々が事業を行うことで、酒づくりでは地域に田畑が再度創り出され、地域の景観が守られ、お酒で地域の名産が生まれ、地域の文化や価値が再構築されると強く思って毎日進んでいます。
2025年はついにその大きな1歩を踏み出します。町の方々にご協力いただきながら、この地域の可能性と雇用を生み出していきたいと思っています。
代表取締役 渡邉優翔

花酵母を用いたシグネチャー焼酎“Raisama”
Ichidoでは、“Enju”というクラフトカクテルが昨年4月より販売されています。今回はそこでも使われている原酒をシグネチャー焼酎“Raisama”として販売。Enjuの5%とは打って変わり、44%という高アルコールの本商品。花酵母の持つ香りの良さを最大限に活かす造りをしており、酒愛好家やバーやホテル、飲食店等の玄人向け商品として展開するといいます。
また“Enju”と同じく、この“Raisama”の売上の1%も、被災地にて花を活用して活性化を行うプロジェクトや被災地で花を生産している生産者の方々の支援へと寄付されるそう。
【商品概要】
商品名:Raisama TSUTSUJI / SAKURA / ROSE
価格:希望小売価格 8,600円(税抜)
度数:44%
容量:720ml
ジャンル:焼酎
販売開始日:2025年6月30日(予定)
※商品ビジュアルについては後日公開。初期ロットについては一般販売なし。
※セカンドロット以降は抽選にて一般販売を予定。
ブランド名であるRaisamaの由来
福島の方言で“雷”という意味を持つ“らいさま”をブランド名に起用。天地を震わせるほどの強大な力を持つ神聖な存在として敬われてきた“らいさま”がもたらす雷鳴と雨は、土地を清め、草花に命を吹き込みます。シグネチャー焼酎“Raisama”は、この雷の力強さと恵みを酒造りに込めました。花から採取した花酵母を使い、まるで雷雨に潤された花々が芳醇に咲き誇るような、華やかで深みのある香りを実現。
また、“Raisama”では雷の力強さを表現するために、44%という高アルコール度数を採用。雷鳴のような強烈なインパクトと、その後に訪れる雨のように心を潤す繊細な余韻が楽しめる、唯一無二の焼酎です。この特別な焼酎で、力強い“Raisama”のエネルギーと花酵母が織りなす優雅な味わいを体感してみてはいかがでしょうか。
旗艦蔵”Raisama Distillery in TOMIOKA”を富岡町に新設
浜通りの地域には焼酎を主として行っている地域は存在していません。Ichido株式会社では長らく代表の親戚である合同会社ねっかにて間借りの形で製造を続けてきました。2025年秋頃には、富岡町にて旗艦蔵“Raisama Distillery in TOMIOKA”の建設が開始されます。Ichido株式会社の本拠地である富岡町から新たな米焼酎の文化を創っていきたいと考えているとのことです。

福島県の浜通りで焼酎づくりをするワケ
福島では四季折々の気候を利用し、酒造りが行えます。寒い気候を利用し、花酵母の良さを最大限引き出すことができる低温での醸造が可能な点。暖かい時期には焼酎を寝かせられる樽熟効率が適度に上がり、良い酒が出来上がります。
Raisama Distilleryが地域の中で担うもの
蔵の名前にも地域に良い刺激を起こしたいという意味を込めてRaisamaを採用。Raisama Distilleryは地域のハブとなる機能も入れ込み、酒蔵・貯蔵庫・直売・飲食店(カフェ・レストラン)・ラボを兼ね備えた酒蔵を目指します。地域の木材をふんだんに使用し、この場所でしか味わえない、花と木とお酒が融合した施設になるとのことです。
