令和元年に「ワイン県」宣言を行ってから、積極的なPR活動を図る山梨県。コロナ禍にも、オンラインイベントを開催するなど、全国のワイン愛好家とのコミュニケーションを続けています。2023年度には、「やまなし美食ウィーク 美酒美食巡り」を開催し大変好評を博したとのことで、今年は「やまなし美酒・美食マンス」としてリニューアル、期間も参加店舗数も昨年度の2倍とし、さらなる盛り上がりを見せています。
イベントは、ワインだけでなく日本酒、地ビール、ウィスキーなど、県の美酒と料理のペアリングを提供し楽しんでもらうもの。山梨県は「日本ワインの発祥の地」とされ、ワイナリーの数も日本一。また、富士山や南アルプスの山々がもたらす名水(八ヶ岳山麓水系、南アルプス山麓水系、富士山麓水系、富士山麓伏流水、秩父山麓水系、瑞牆山・金法山麓水系の6つもの水系)があり、その名水で仕込む酒蔵の日本酒やジャパニーズウィスキーの蒸留所も擁し、その美味しさから県内外のファンを増やし続けています。
明治12年創業の老舗旅館からカジュアル店まで48店舗が参加
山梨の美酒・美食の魅力を堪能しよう
都心からのアクセスの良さで人気の石和温泉にある、明治12年創業の旅館「糸柳」では、富士山の麓で手間と時間を掛けて飼育された牛の赤身肉「富士山黒牛の水晶焼き」に、「白百合醸造」の赤ワイン「ロリアン 三重奏(トリオ)2021」のペアリングをすすめています。赤身肉とミディアムボディの赤ワインは、文句なしの組み合わせでしょう。
フランス料理と日本料理の技術を組み合わせた料理を楽しむことができる、築170年の古民家をリノベーションした八ヶ岳のフレンチレストラン「Terroir 愛と胃袋」では、「八ヶ岳湧水鱒とビーツのショーフロワ」に、華やかな香りですっきりした味わいの塩山洋酒醸造の白ワイン「甲州重川2022」の相性は抜群。
八ヶ岳連峰の南麓の位置する清里の旧村・樫山にある「Blowin’ in the Wind」は、鰻と喫茶とレコードの店。名物料理「樫山鰻ごはん」は、ふわっと柔らかな鰻と上品なタレとご飯の組み合わせが美味。「サントリー ウイスキー白州」と合わせてみては。
そのほか、和食料理やイタリア料理、中華料理、ジビエ料理など、個性豊かな飲食店やホテルのレストランなどが参加し、県内自慢の美酒とのペアリングを楽しめる1か月。
連休も多いこの時期、美味しいお酒に、美味しい料理で旅の予定をたててみませんか。
「やまなし美酒・美食マンス」開催概要
開催期間:2024年2月16日(金)~3月17日(日)
場所:山梨県内48店舗
公式サイト:https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sk/bishoku/top_page_since_2022.html