ニュース

“芸術の秋”は、街路樹も色づく丸の内から始めよう
「藝大アーツイン丸の内 2024」9月30日(月)〜10月6日(日)まで

9月30日(月)、丸ビル1階のマルキューブで、『藝大アーツイン丸の内2024』の「三菱地所賞受賞セレモニー」が行われました。セレモニーは、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバの金管六重奏による祝奏 「シャローム」の生演奏で開幕。東京藝術大学学生による若手演奏家たちが奏でる美しい音色が、吹き抜けの空間に響き、足を止めて聴き入る方も見られました。

セレモニーでは、東京藝術大学による、金管六重奏の祝奏も

18回目の開催を迎える『藝大アーツイン丸の内2024』は、国立大学法人東京藝術大学と三菱地所株式会社が手を組んで2007年からスタートしたイベント。今年は、美術部門8名、音楽部門6名の14名の若手アーティストが「三菱地所賞」を受賞しました。美術部門は美術学部の卒業・修了作品展に出品された作品から特に優秀な制作者に、音楽部門は音楽学部・大学院音楽研究科を優秀な成績で卒業した学生の中から特に優れた演奏家に賞が贈られました。

14名の若手アーティストが「三菱地所賞」を受賞

会期中は、丸ビル1階マルキューブ、3階回廊で「三菱地所賞」美術部門受賞者の受賞記念作品展示しており、10月4日(金)から6日(日)までは、丸ビル7階丸ビルホールで、同賞音楽部門(ピアノ専攻・管打楽専攻・声楽専攻・弦楽専攻・邦楽専攻)の各受賞者による受賞記念リサイタルを実施します。

吹き抜けの3階からみた展示会場(丸ビルマルキューブ)

2022年に東京藝大と「包括連携協定」を締結し、産学連携の取り組みを強化している主催の三菱地所は、このイベントを通じて、若手アーティストと丸の内エリアの就業者とのコラボレーションで、街の多様性と新たな価値を生み出すまちづくりを目指しているといいます。セレモニーでは、三菱地所株式会社 執行役社長の中島篤氏が「アートがビジネスにもたらす影響は大きい。若いエネルギーと丸の内に集う人々との融合がもたらすものに期待したい」と話しました。
同じく主催である東京藝術大学長・日比野克彦氏は「音楽や美術といったアートは、人の心を動かす。それが、私たちが抱える社会課題に立ち向かうきっかけにもなるかもしれない」と、このイベントに大きな期待を寄せていました。

東京藝術大学の中でも特に将来の飛躍が期待される若手芸術家たちの作品や音楽を味わえるこの秋。ぜひ丸の内に足を運んでみてはいかがでしょうか。

柴田まおさんの青い彫刻。リアルタイムで撮影されている映像も楽しめる

<美術部門受賞者>

  • 大学院 美術研究科 彫刻専攻 柴田まおさん
  • 美術学部 日本画専攻 鹿内 日向子さん
  • 美術学部 油画専攻 内野 琳央さん
  • 美術学部 工芸専攻 久保 夏希さん
  • 大学院 美術研究科 デザイン科 太田 魁さん
  • 大学院 美術研究科 建築専攻 白 家明
  • 美術学部 先端芸術表現科 尾形 凌
  • 大学院 映像研究科 アニメーション専攻 橋本 愛未明さん

<音楽部門受賞者>

  • 大学院 音楽研究科 声楽専攻寺島 弘城さん
  • 大学院 音楽研究科 声楽専攻 西田 幸里海さん
  • 音楽学部 ピアノ専攻 島多 璃音さん
  • 大学院 音楽研究科 弦楽専攻 落合 真子さん
  • 大学院 音楽研究科 管打楽専攻 川本 伶美さん
  • 音楽学部 邦楽科 岩本 留理子さん

【藝大アーツイン丸の内とは】
国立大学法人東京藝術大学と三菱地所株式会社は、2007年より「藝大アーツイン丸の内」をスタートし、2008年より東京藝術大学で研鑽を積んだ将来の飛躍が期待される若手芸術家に「三菱地所賞」を授与。丸ビルを会場に、受賞者を紹介・表彰するプログラムとして、展覧会と記念リサイタルを開催。

<開催日時>
9月30日(月)~10月6日(日)
<場所>
丸ビル1階マルキューブ、3階回廊(美術展示)、7階丸ビルホール(リサイタル)
<入場>無料
<主催>三菱地所株式会社、東京藝術大学
<後援>TOKYO MX
<特設サイト>https://www.marunouchi.com/pickup/event/4226/

<お問い合わせ>丸の内コールセンター TEL:03-5218-5100(11:00~21:00)