
2025年1月1日(水)に京都府南丹市美山町へ、サウナのための古民家宿泊施設「Earthing MIYAMA」がオープンしました。
本施設のサウナは「SAUNACHELIN 2023」を受賞した建築家の丸山耕佑さんが、築100年以上の古い“蔵”を再生・設計したもので、関西初(※)・日本国内2台目となる「蓄熱式薪ストーブ」が採用されています。
火照った体を冷ます里山の涼しい風、夜空に見える満点の星空、まさに里山リトリートがここにあり、心身の豊かさを取り戻します。滞在は、8名までのご家族・グループが貸切にて利用できます。
(※)2024年12月、Earthing MIYAMA調べ。日本国内における「薪を焚いて発生した熱をレンガに蓄熱したサウナ用ストーブ」として。

サウナ宿開業の背景
オーナー兼運営者の長谷川直幹さんは「空き家が激増する田舎で日本の伝統建築である蔵や古民家を壊さずに活用したい」「里山の豊かさを多くの人に感じて欲しい」という想いがあり、そのために蔵をサウナとして再生し、里山に体をゆだね、Earthing(自然との調和)を体験することが必要だと考えました。またサウナを作るにあたっては「眠ってしまうほど居心地良いサウナにしたい」と構想する中で、岡山県「久米屋」の日本初の蓄熱式薪ストーブに感動し、開発した建築家・丸山さんに設計を依頼しました。


「Earthing MIYAMA」サウナの特徴
蓄熱式薪ストーブは、丸山さんの掲げる「みんなで作るサウナ」をコンセプトに、職人・子供・大人が集い、近隣で手に入る材料や一般的なレンガを使用し、共に一つひとつ手積みでストーブが制作されました。

7時間かけてじっくりと薪を焚き上げ、発生する炎でサウナストーンやレンガを直接熱します。サウナストーン表面温度は400℃、レンガ表面200℃、内部では約700℃に達し、蓄えたその熱が輻射熱として蔵をムラのない温度に仕上げることでまるで温かい毛布をまとうような心地よさになります。400℃のロウリュで発生する蒸気は格別。薪の香りとすすけた室内が味わい深いサウナです。

温められたレンガから発生する遠赤外線により、発汗が早くまた量が多いため、デトックス効果が期待できます。

サウナ中は薪を焚きません。2時間程度過ごす間に5~10℃低下します。この温度低下が体に優しく、ついつい長く居たくなる、眠りを誘うサウナへと変化します。

「Earthing MIYAMA」の宿泊設備



古民家の水回りは、現代の設備へと一新。清潔で使いやすい空間となっており、女性やお子様が安心して利用することができます。アメニティも充実しており、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはもちろん、クレンジング、化粧水、乳液などのスキンケア用品も一式用意されています。




包丁や箸などのカトラリー、フライパンや鍋などの料理器具、食器、IHコンロ、冷蔵庫、電子レンジ、トースターなど、日常的に家庭で使用する設備が一式用意されています。家族、友人で快適に料理を楽しむことができる環境が整っており、長期の滞在でも安心して利用できます。

約1000坪の広大な敷地には、四季折々の美しい植物が育ち、季節ごとに移り変わる風景を楽しむことができます。さらに、運が良ければ野生の鹿が姿を見せることもあり、間近で観察できる貴重なひとときを過ごすことが可能です。

プランと料金体系
・日帰りプラン「蔵サウナ&BBQ6時間」
平日42,000円~/土日祝44,000円~
蔵のサウナと食事で6時間滞在することができるプラン。サウナが先でも食事が先でも好きなタイミングで。オススメは「まずはサウナで汗を流す⇒お食事でお腹満足⇒チェックアウト前に服のままサウナでまったり」とのことです。
・宿泊プラン「蔵サウナ&ご宿泊」
平日76,000円~/土日祝80,000円~
チェックアウトまで蔵のサウナ入り放題・古民家で宿泊のプランです。夜は星空を楽しみつつ、自由にサウナを利用できます。寝る前に温まるのは格別。朝サウナも用意されています。
※現在食事の提供はございませんので、食材・ドリンクのお持込をお願い致します。
※芝生のお庭や母屋の中で食事することが可能です。ただし母屋の中でのBBQは火災リスクのため禁止です。
※調理器具、食器類は完備しております。

Earthing MIYAMA
所在地:京都府南丹市美山町板橋堂ケ谷7
TEL:090-5015-9978(受付時間:平日9時~20時)
Mail:earthingmiyama2023@gmail.com
URL:https://earthing-miyama.jp/
ご予約:https://earthing-miyama.booking.chillnn.com/